なす栽培-2012年まとめ

  • 整枝方法の改善
  • 採光、通風を良くする
  • 摘心して草丈を抑える
  • 細やかな追肥と潅水

 

高温、乾燥、安値の2012年茄子栽培でした。
雨の少ない年は、家庭菜園の出来も良く、暑さで食欲が落ちるのも相まって、野菜類は安くなります。
晴天、高温続きで草丈が、平年より30cm程伸びた感じで収穫作業に時間を取られました。

整枝方法の改善

栽培を始めた当初からV字3本仕立て側枝放任栽培といった感じで、主枝と1番花の直下2本を基本枝として伸ばし、そこから出る側枝は適当に伸ばし、芯止まりや下垂した邪魔な枝を取り除く方法です。
豪雪地で雪解けが遅く、秋も10月末までの作型。
栽培技術も未熟な頃は9月には病虫害で収穫不能になる事も多かったので、枝数を確保して一時的でも収穫量を上げる事が有利でした。

    側枝放任だと...
  • 着果が集中すると着果負担が大きくなり草勢が弱まる。
  • 草勢が落ちると曲がり果が多く、A品率や出荷量が落ちる。
  • 側枝が多いので誘引、枝留め、葉かき作業に時間がかかる。
  • 通風、採光が悪くなるので、病害が発生し防除の効果も落ちる。

側枝1果取り切り戻しの概要

側枝を整理する事で、上記の問題をクリアできるようです。
基本になる枝は株間60~70cmで4~6本立て、V字に誘引するので片側に2、3本の基本枝を伸長させる。
草丈80~90cmで基本枝を確定させて、その側枝を剪定していく。
基本枝以外の枝は花の上1葉を残して摘心し、わき芽は枝元に近いの1芽残して他は取り除く、収穫時に残した脇芽まで切り戻す。

平成19年度東京都農林総合研究センターの研究発表会資料
ナ ス の 品 質 を 高 め る 仕 立 て 方 ~『側枝1果取り切り戻し』栽培で良品質ナス生産~ によると株間60cm V字4本仕立てで試験をした結果
側枝1果取り切り戻し栽培は、側枝放任に比べて、売り物となる果実の収量(可販収量)が増える事が報告されています。

株間と基本枝の数
標準的な株間は2本仕立て40~50cm、3~4本仕立て60~70cm
草丈150~160cmで花の上2葉残して摘心するようです。

群馬県、栃木県、茨城県等は株間70cmの4本仕立てを標準としています。
4月中下の定植、11月末まで収穫と栽培期間が長い事が特徴です。
単価の安い8月の収穫量を抑えて9.10月の高単価期に収量を増やす為に、スタミナのある樹をつくるのが重要とされ、 強く太い基本枝を求め
4本仕立てが選択されたと思われます。

十日町市では、5月中下旬の定植で10月末までの出荷と関東地方に較べて栽培期間が2ヶ月短いので、基本枝を6本にする事で収量を確保出来ると思われます。

草丈は約2m 草丈は約2m